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令和4年8月25日 木曜日
山形国際ホテル (山形市香澄町)
やまがた舞子を育てる会 山形芸妓育成支援協議会
それ青陽の春になれば 四季の節会の事はじめ 庭の砂は金銀の 玉を連ねて敷妙の 五百重の錦や瑠璃の扉 の行桁 瑪瑙の橋 池の汀の鶴亀は 蓬莱山も余所ならず 君の恵みぞ ありがたき 山河草木国土豊かに 千代万代と舞ひたまへば 官人駕輿丁神輿を早め 君の齢も長生殿に 還御なるこそめでたけれ
武蔵名物月のよい晩は をかだ鉢巻蝙蝠羽織 無反角鍔 角内連れて ととは手細に伏編笠で 踊れ踊れや 布搗く杵も 小町踊の伊達道具 よいよいよいよいよいやさ
あれが欲しいと肩よせて さす指の先人形焼 明かりまぶしい ほおずき市に 映える笑顔のあいらしさ
秋の七草虫の音に 鳴かぬ蛍が身を焦がす 君を待つ虫 鳴く音に細る 恋という字は大切な 桔梗 刈萱 女郎花 萩に恨みの片まくら 風は君かと よもやの窓に 尾花 なでしこ 藤袴
黒髪の結ぼれたる思いには 解けて寝た夜のまくらとて ひとりぬる夜の仇まくら ぐちな女子の心も知らず しんと更けたる鐘の声 夕べの夢の今朝さめて 床しなつかしやるせなや つもると知らでつもる白雪
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