立方
たまね
菊弥
京華
小ひ奈
柚花
振付
藤間 蝶
次第

一、開会
一、挨拶
一、舞子発表会 大和楽「七夕」
一、研修費贈呈
一、懇親会
一、お開き


大和楽 七夕

夜空に輝く星あまた
かけ渡りたる銀の河
今宵たなばた星まつり

恋しき人に想いの丈を
歌にたくして短冊に
したためて吊る大笹小笹

かささぎ渡る天の川
水に写すや面影を
慕いこがるる胸のうち
にくや逢瀬の夫婦星
時を忘れて空やながめん
【七夕上演に寄せて】

 今回上演されます大和楽「七夕」は、昭和五十二年九月大阪新歌舞伎座において、京マチ子により初演されました。
 大和楽は昭和八年ホテル・オークラの創設者、大倉喜七郎氏によって創始され、あらゆる三味線の良さと、日本人の感性に基づいて西洋音楽の優れた面(現代的な歌唱法等)を融合させた楽派です。
 私は平成九年、東北四大夏まつりを見て以来、夏まつりの風物を使った舞台構想をあたためておりましたが、このたびは仙台の七夕を舞台に移し、本日皆様にご覧に入れることになりました。短い時間ではございますが、色彩豊かな空間を、お楽しみいただければと思います

清元 美多郎